出題形式の解説

行政書士試験の試験科目は「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関連する一般知識等」の2科目からなるわけですが、試験時間自体は特に分かれていません。すなわち、行政書士試験は3時間ぶっ通しの試験になることを、まずは頭に入れておく必要があります。

次に、各科目の問題数ですが、法令等科目が46問、一般知識等科目が14問の、計60問となっています。3時間で60問ですから、単純計算すると、1問あたり3分でこなしていかなければなりませんので、行政書士試験はただ知識を覚えているだけではダメで、同時に解答スピードも求められる試験と言うことができます。

問題数のボリュームからも明らかな通り、試験のメインとなるのはやはり法令等科目の方ですが、行政書士試験では科目ごとに足切点が設けられているので、問題数が少ないからと言って、一般知識等科目をおろそかにすることは決してできません。法令等科目・一般知識等科目どちらもしっかりと対策を練らなければいけない点が、行政書士試験の厄介なところでもあります。

行政書士試験には「択一式」と「記述式」という2つの出題形式があります。択一式はさらに「5肢択一式」と「多肢選択式」の2種類に分類することができます。
5肢択一式は、5つの選択肢の中から適切な答えを1つ選択するタイプの問題。多肢選択式は、長文の空欄に当てはまる語句を、20個の選択肢の中から選ぶタイプの問題。そして記述式は、質問に対する答えを40字以内で記述するタイプの問題です。
ちなみに法令等科目ではすべての形式の問題が出題されますが、一般知識等科目では「5肢選択式」のみの出題となっています。

さて、行政書士試験の試験科目、特に法令等科目にはさまざまな法律が含まれるわけですが、各法律の出題割合は均等ではなく、重要度に応じて出題数は異なります。年度によって多少の増減はありますが、平均的な内訳は以下の通りです。
【5肢択一式】
行政法19問、民法9問、憲法5問、商法5問、基礎法学2問
【多肢選択式】
行政法2問、憲法1問
【記述式】
民法2問、行政法1問

以上、行政書士試験の出題形式と出題数についてまとめてみました。

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