行政書士試験の難易度

行政書士試験の平均合格率は約7.5%です。
では、この7.5%という合格率は他資格と比較してもやはり低いのでしょうか?それとも高いのでしょうか?
このサイトを読んでいる人のなかには、行政書士試験を受験するか決めかねている人、あるいはどの資格に挑戦しようか迷っている人もいるかと思いますので、ここで、合格率や難易度の比較・検証をしてみたいと思います。

●VS司法書士

行政書士と似た名前の資格に「司法書士」があります。司法書士も法律書類を作成することが主な仕事なのですが、行政書士が、一般の官公庁や地方自治体などへ提出する書類を中心に作成するのに対して、司法書士は、裁判所や法務局などへ提出する書類を中心に作成する、といった違いがあります。
司法書士試験の合格率は約3%。行政書士試験の合格率の半分以下となっています。また6割以上得点できれば合格できる行政書士試験に対して、司法書士試験では8割近い得点が求められると言われています。
このことから、司法書士と比べれば、行政書士は取得しやすい資格だと言えます。

●VS社労士

社労士(社会保険労務士)は、人事・労務の専門家。行政書士が幅広い法律を取り扱うのに対して、社労士が取り扱うのは労働関連の法律が中心です。その意味では、法律のジェネラリストを目指したいなら行政書士を、特定分野の法律のスペシャリストを目指したいなら社労士を選ぶ、というのでも良いかもしれません。
社労士試験の合格率は約8.5%ですから、行政書士試験の難易度とほぼ同じくらいです。なので、行政書士と社労士どちらに挑戦しても良いと思いますが、ただ1点、社労士試験には受験資格があるので、それをクリアしているかどうかの確認は必要です。

●VS宅建

宅建(宅地建物取引主任者)は、不動産取引の専門家。法律関係の資格のなかでは抜群の人気を誇り、毎年約20万人もの人たちが宅建試験を受験しています。
宅建試験の合格率は約16.5%。行政書士試験の合格率の倍以上となっています。資格の有用性もさることながら、この手頃な難易度も宅建試験の人気の理由となっているようです。
ただし宅建は、不動産会社で働くことを前提にした資格です。もし資格を取得して、独立・開業を目指すのなら、行政書士にチャレンジした方が良いでしょう。

次のページ