もし女性が行政書士になったら

一体どれくらい稼げるの?

行政書士を目指す女性にとって、これは切実な問題です。

行政書士というと、何となく男性のイメージが強いですが、世の流れに沿って(?)この業界にも女性が増えてきています。日本行政書士会連合会が発行する雑誌『月刊 日本行政 10月号』によると、会員登録者4万4,452人のうち、女性は5,546人。まだ、8人に1人と少ないですが、過去のデータと見比べると着実に増えています。

気になる収入はといえば、残念ながら男女別の数字は公表されていないのですが、日本行政書士連合会が出している統計を見ると、行政書士の半数以上が年収300万円以下となっています。一般的に「儲からない」で間違いないこの数字。ですが、ここで大切なことはこの「一般的」に自分が属するか属さないか……にあるのです。

差別化を図ることが大事

『10年間稼ぎ続ける行政書士の「新」成功ルール』 の著者 丸山学氏は同書の中で、「差がつかなければ過当競争に巻き込まれる。行政書士で成功するには、『差別化』が必要不可欠。ほかの士業より業務範囲が幅広い行政書士は、『差別化』のチャンスが多く、成功しやすい」 と書いています。

行政書士の業界は未だ男性社会なだけに、女性の細やかな感性や心配りは、それだけで立派な「差別化」女性ならではの感性を大切に、世の中に新しい価値を提供し「行政書士の枠」から良い意味ではみ出したときに、「一般的」な収入金額を大きく超えることができるのが、行政書士の面白いところでしょう。

さて、低所得といわれがちな行政書士ですが、実は仕事に対する報酬は意外と高額です。報酬は書士が自由に決めることができるので、千差万別なのですが、相場を見てみると、飲食店営業許可申請は5万円~10万円、風俗営業許可申請は1回10万円~30万円、タクシー経営許可申請は30~40万円です。どうですか? 想像以上に高額だと思いませんか?

「行政書士業務は、自宅兼事務所でも開業できること、業務時間や業務量を自分で調整できること、という点ではライフスタイルが多様な女性に向いている職業だと思います。しかも、行政書士資格は国家資格ですから、一度取得すると消滅することはありません。ですから、いつでも開業できるし廃業も可能です」と話すのは女性行政書士のYさん。

最近では、女性行政書士が集まって「女子会」を開き、仕事の悩みや情報交換を行うことも増えたとか。確かに、こういう集まりがあれば、ともに刺激しあい、力をつけていけそうで心強いですね!

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